ミトリカが扱う製品って、接する機会があるものは少ないし、ホームページを見ても、かなり専門的な匂いがしますよね。どんなきっかけで入社したんですか？
ミトリカには新卒で入社しました。未知の理化学ガラス業界デビューに不安はありましたが、夢中で仕事を覚えようと頑張るうちに「火加工とか旋盤加工とか、普通じゃ経験できないことにチャレンジできるって面白い！」と気づきました。まだ自分の仕事で精一杯ですが、常に周りを気遣って仕事している先輩や、難しい仕事をこなすだけでなく、作業効率を上げる提案をしたり、治具を作ったりしている先輩には憧れます。仕事の時間はきっちり決まっていて残業も少ないので、平日も含めて妻と過ごす時間を大切にしています。ミトリカの製品は世の中から求められているものばかりなので、時代や景気に左右されにくいというのも、ずっと働きたい！と思える理由ですね。
前職も製造業で自動の機械を使っていましたが、「自分の手で１からものづくりをしたい」と思い転職を決めました。前職よりも個人の技術に左右される部分が多く、感覚をつかむのが難しい…。ガラスが割れてしまったり変形してしまったり…何度やっても同じようにできません。だからこそ「次はこうした方がいいのでは？」という試行錯誤が楽しいし、簡単にはできないから、やりがいがある。困難や課題があっても諦めずに色々なことを試して、乗り越えている先輩方の姿も見ていますし。仕事が忙しくても協力しあえる環境で、どうしても休まなければいけない時には上司に相談して年次有給休暇を取っています。「よし、もっと良い仕事して、会社に貢献しよう！」と思える環境ですね。
前職は自動車整備業でしたが、「ガラスをどうやって繊細な形に加工するんだろう？」と興味をもったのが転職のきっかけです。決め手は勤務条件が良く、残業が少ないということ。仕事は定時内に終わらせて自分の時間も大切にしよう！という社風なので集中して仕事に取り組めます。結果として、日々着実に技術が向上し仕事が早くなっていると実感しています。帰宅後はハマっているPCゲーム（FPS系）や動画を見て過ごすことが多いですね。ベテラン職人さんの技術の高さやパワフルさにも驚いています。69歳の大先輩と一緒に仕事をしているのですが、私と同じかそれ以上にバイタリティーに溢れていて（笑）。目指したい、ああいう風になりたい、と憧れる先輩方がたくさんいる会社です。
人によっては、生活に大きな変化が起きるのが30代ですよね。ターニングポイントってどんなモノやコトありましたか？
最近、プライベートでマイホーム購入！という転機があって。親と一緒に暮らしています。親孝行としてローンを払いながら仕事を頑張っている最中です。長く続けている趣味の水泳（古式泳法）でも教える側に立つことが多くなってきたので、教えることの難しさを実感しています。自分が覚えてきたやり方をそのまま伝えても、同じようにはならない。ミトリカの先輩方も、私に教えてくださる時はこんな気持ちなのかな？と思います。毎日定時に帰れるし、休みにも寛大な会社なので趣味に使える時間も確保できて、仕事とプライベートのバランスがとりやすいのも、ミトリカの魅力ですかね。会社のために、ローン返済のために、もっと仕事を頑張ろう！と思います（笑）。
前職は不動産業です。入社当初は専門用語や加工方法などまったく分からず、現場の方や先輩方に教えてもらいながらお客様へ提案をすることもしばしば…。勉強と経験を重ね、専門用語や加工方法は分かるようになりましたが、お客様により形状も使用用途も全く異なるので、常に気づきと学びがあります！ワクワクしながら仕事をしています。30代になり、自然と周りから求められることも増えていますので、しっかりと責任感を持って仕事に臨みたいと思っています。趣味はライブやフェスに行くこと（残念ながらコロナ禍で最近は行けませんが…）。未婚ですが、ライフワークバランスは取れているので、「結婚したら良い家庭を築けそうだなあ」と勝手に想像しています（笑）。
仕事経験や社会経験を積み、指導される側から指導し、管理する立場にステップアップしていく40代。仕事の面白さややりがいを教えてください。
部下への指導内容は「誰に」「どのような開発を頼むか」によって変える必要があります。特にミトリカで扱う分析用光源に関しては、基本スキルが無い人がほとんど。まず基本となる作業から段階を経て指導を行っていき、それぞれの工程に対して興味を持ってもらうことが肝心です。また、量産時のトラブルは小さな事象が元となっていることが多いので、品質管理では「小さな気づき」を大切にしています。管理側であっても自ら図面を書き、モノを作り評価するのがミトリカ流なので、自分や部下が担当する開発案件をマネジメントし、一定の成果が上げられたときに仕事のやりがいや面白さを感じます。
開発部の管理者という立場で言えば、まず心がけているのは「コミュニケーションが活発になる環境づくり」です。専門知識が豊富な技術者ばかりなので、部署内での何気ない意見交換や打ち合わせの中から、新たなアイデアや課題などを見つけることが多いんですよ。開発者として、管理者として経験を積むにつれて自分の意見や考えを製品に反映することができるようになるので、その製品に対する思い入れがどんどん強くなっていきます。製品改良や改善を繰り返して製品の品質を高めて売上を伸ばし、会社や社会に貢献していきたいですね。
ミトリカは定年後の再雇用に積極的ですが、知識も経験も豊富なベテラン世代にとって、後継となる次世代との関わりはどのように考えていますか？
経験豊富って言ってもらえますが、その分失敗も多いんですよ。失敗が積み重なって良い品質に結びついていく。
この歳まで続けているということは、この仕事が好きという証拠ですよね。経験の多さ少なさはあまり関係なくて、成長のカギは日々たゆまず「考え続けること」。これに尽きるんじゃないでしょうか。いまだに私も、毎日毎日考え続けていますよ（笑）。
物を売るのには学歴や経験はまったく関係なくて。それよりも、まずはその人の人間性が大事だと思います。簡単に言えば「この人から物を買いたい」と思ってもらえるような人になることです。世の中のニーズは変化していますから、ミトリカの製品も日々進化しています。現状に満足せず、常に新しいことを面白がって学び続けられる人に、次の時代を任せたいですね。
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