(株)ミトリカ
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(株)ミトリカ

INTERVIEW
Y・S(開発マーケティング部)
2009年入社

ミトリカで働くスタッフのインタビューです。ガラスに興味があった人、ものづくりが好きな人、手に職を付けたい人…。ミトリカとの出会いは様々です。一人 ひとりの仕事への向き合い方、現在携わっている仕事、今後の目標などをご紹介します。

クレームではなく相談。
常にお客様の事を想って。

私は転職組なのですが、ミトリカには独特の「風通しの良さ」があると思います。上司だからといって変に気を遣うこともなく気軽に相談できる社風なんですよね。厳しすぎる上下関係は、報告や相談の遅れを生んで、社内の雰囲気を悪くしますから。仕事の成果にも悪影響を及ぼします。心地よい距離感が保たれた職場だと感じています。私の仕事は、既存の製品の不具合を調査して改善したり、新型ランプの設計と試作を行なったりする「開発」の分野です。まず、既存製品の不具合の改善については、お客様の手に渡った製品が、現場で使われた結果起こってしまった不具合について、相談が来るところからスタートします。ミトリカの製品のほとんどはオーダーメードなので、クレームではないんです。まず、不具合が起こった製品をミトリカに送っていただき、現物を手元で確認しながら現場の環境を細かくヒアリングします。

お客様とともに、改善を繰り返す。

ヒアリングしながら、お客様の現場環境をミトリカの工場で可能な限り再現したうえで、不具合が起こるかを確認していくんです。お話を聞いていくと、お客様が製品を誤って使用してしまっていたケースもまれにあります。製品の使い方はお客様によって多種多様ですから、一緒に話し合ってより良い形で製品を使っていただけるように最善の形を模索していきます。部品交換で済む場合もあれば、製品そのものの構造や設計を改善して、改良する場合もあります。実際にお客様に使っていただくことで見えてくる改善点もありますから。臨機応変な対応が求められる仕事ですね。この「改善の姿勢」に共感されて、ミトリカのファンになっていただいたお客様も少なくありません。自社で生み出した製品を、自社で改善できるのもミトリカの強みですね。お客様のご意見を生で伺えるんですから、開発担当としてはありがたい限りです。

地道な改善の積み重ねが掴む信頼。

競合他社の商品を確認しながら、世の中で求められているものは何なのか、その中でもミトリカの強みを生かせるものは何か、常にアンテナを張っています。大量生産で安価に商品を供給する戦略はミトリカには向きません。他社では匙を投げるような高い技術力と品質が求められる製品を、ニーズがあるお客様に納品するという受注生産が強みです。「ミトリカに求められるものは何なのか」をチームで話し合い、開発に生かしています。「開発」と言うと華やかなイメージを持たれるかもしれませんが、この仕事は地道です(笑)。今の時代、「完全に新しいもの」というのはなかなかありません。求められているのは「この製品、この部分がこうなら、もっと良いのに…」というお客様の要望を満たす、「かゆいところに手が届くもの」。地道に改善を繰り返し、コツコツ積み重ねていく…そんな人が向いていると思いますね。